「令和」・・・耳に新しく、優しくもキリッと引き締まる音に、新たな時代の幕開けを感じました。
早くも新年号に関する情報が多数発信されており、あらためて情報化の時代背景が反映されていることを実感しました。
ということで、当社も少し時間が空いてしまいましたが、コラムの更新です。
新年度になると、忙しい中にも新たな試みを、と考える経営者の方が多くいらっしゃいます。その新たな試みは様々ですが、ウェブ活用に今年度こそ向き合おうという声が届いています。
これまで、後回しにしてきたつもりはなかったけれど、時間が取れずにここまで来てしまった。やる気はあるし、実際にやっているし、でも・・・ついつい先延ばしに。
お気持ちはイヤというほど、よくわかります。
そのような方でもちょっと考えてみようと思われる、そのような事例をご紹介します。
現状分析こそが、やる気を引き出す!モチベーションアップはこれに限る。
最近ではホームページを不要と思う方は、さすがに少なくなりましたが、成果に結びつけているとは言えないのも実態としては非常に多く存在しています。
中でも数年前に気合いを入れて作ったものの放置状態にある、そんな方も結構多くいらっしゃいます。
ここでご紹介するのは、商店を営まれている方のホームページで受注ができるまでに準備をしたものの注文はチラホラ、大きな期待は見事に裏切られ(?)気持ちが離れる結果に。
成果が上がっていないため、導入したアクセス解析を見ることもなく、というよりも見方がわからないままに放置して早くも3年が経過に。
そのようなホームページを拝見させていただく機会がありました。
特別力を入れている感じではないものの、専門家に頼まれたとのことで、必要な機能はしっかりと盛り込まれている。
会員登録とマイページの設置、個人情報の取り扱いに関するポリシーにセキュリティー設定がしっかりと施されており、多数のクレジットカード決済も充実している。
ナビゲーションもわかりやすく、お客様が迷子になることもなさそう。
写真もオリジナルを使用し、商品の魅力も伝えられている。
がしかし、お客様の反応はイマイチ(?)
お客様はすぐそこまで来ている!受け入れていないのはお店側?!
そうおっしゃるホームページのアクセス解析を拝見させていただくと、全国から多数の訪問者がいらっしゃっているではありませんか!
しかも大半のお客様はチラ見しているのではなく、ガッツリ商品を見て回っている。
店主が考えている以上に集客はしっかりとできているではないですか!
そんな現状に驚き、嬉しくも、疑問が・・・。じゃあ、なぜ、売れないの?
目の前にお客様がいるのに、みすみす手放している、そんな状況がわかれば、先延ばしなんて言っていられません。
穴の空いたバケツに水を入れている、そんな状況を何とか食い止めなければ!そんな思いでしょう。
現状を知ることで、「なぜ?」という意識を持つきっかけになったようです。
まずこうした意識を持っていただくことがとても重要で、更にその原因を明らかにしていくことになります。そうなれば改善の道を進んでいくこととなりますので、成果は目に見えるカタチで出てきます。そしてがぜんやる気が出てきて、好循環につながっていきます。
一番の問題は、もうお分かりでしょう。現状を見ないということです。
目に見える成果が出ていないだけで、成果はすぐそばまで来ている可能性は十分にあり、そうした現状に目を向けることが重要なのです。
新たな年度、新しい年号、新たなチャレンジをしてみませんか。