補助金申請のあり方、採択実績から見える共通点

吉野さん、補助金を申請したいのですが、事業計画を見ていただけますか?
この時期、特に多くなるご相談です。

これまで数多くのお客様の補助金申請をご支援させていただきましたし、また私自身も、申請を行い採択いただきました。
そのおかげで、補助金申請はすっかり詳しくなったのですが、発生しがちな”ミス”と、採択される方の共通点について、ご紹介したいと思います。

そもそものところ、補助金というものは、日頃皆さんが納めている税金で成り立っています。ですので、申請要項を満たしている方であれば、是非ともご活用をいただきたい、そう考えています。

採択されますかね?最も多く聞かれるご質問です。


念のために申しますと、補助金は申請した方すべてが受け取れるものではありません。
申請が通った方、つまり採択された方に限られています。
採択されるかどうかは、終わってみなければわからない、ということになります。

気になる採択率ですが、その多くは非公開です。

採択された方の数などは公開されますが、それだけでは、前年度比程度しかわからない、ということです。

言えることは、申請者数は年々増えているようだということです。

これは、多分ということになりますが、説明会の参加者数の状況から、おおよそ”狭き門”になっている、という感じだけは見えてきます。

約束されない結果に、結構なエネルギーを使います。


ダメ元で試してみる、にしては大変ですし、
気合いを入れて時間を割いたからとて、結果を保証されるものでもありません。

成るか、成らないか、わからない。
だけど、申請しなければ採択されることもない。
どう判断するか、非常に悩ましいところです。

ということで、これまで私が申請支援をさせていただき、その採択結果から言えることをお伝えさせていただきます。

これまで申請のご支援した数は、過去3年間で200件少々、採択率は7割程度です。


あくまで過去のデータですので、今後の未来はわかりません…が、参考にしていただけると幸いです。

・意外と多いミス
募集要項に沿っていない、という嘘のような本当の話が実に多く存在しています。
ここは、募集要項をしっかり読んでください、とさせていただきます。

・最も多いミス
論理が破綻しており、筋が通っていないケースが非常に多いということです。
簡単に言えば、言っていることと、やっていることが違うということです。

事業計画は、成長ある未来を描く戦略


戦略(考え方)と戦術(やリ方)は、一貫性が必要です。
しかし、実施内容になった途端に、今日明日の現実的な話になるため、
どうも繋がりのない話になってしまっているということです。

つまり、未来を描くことに慣れていない場合、机上の空論に陥りやすい。
しかし、実施内容は極めて現状に近いため、ギャップが生まれてしまっているということです。

私は日頃、企業の成長をお示しする立場として、思うところは、
これを機に、事業のあり方を検討されては、どうかということです。


仮に望む結果が得られなくても、事業を成長に導く計画は、出来上がります。
しっかりと作った事業計画であれば、投資に見合う回収も実現の可能性も高く、得るものは大きいと思います。
ある意味、損をして得を取る、という考え方になるのかもしれません。

それぐらいの気持ちで、申請されている方は、結果として採択されている、
これは経験上、共通していると感じているところです。


よい事業計画であれば、補助金という応援金が後から付いてくる。

つまりは、市場に認められたものとして、お墨付きをいただけたものと自信につながるのではないかと思います。
言い換えると、テストマーケティングの場になりますね。

そういった考え方にご納得いただける事業者の方には、ご支援をさせていただいていますので、よろしければお問い合わせください。

この記事を書いた人

吉野 太佳子代表取締役|中小企業診断士 , MBA,上級ウェブ解析士

Webブランディングの専門家として、中小企業・小規模事業者さまをご支援させていただきます。

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