昨今、「AIスピーカー」が続々と発売されたことで、一般消費者にとってもより身近な存在になり、これまで以上に市場が賑わっているという感じを受けています。
経営者の立場で考えますと、
何と言ってもAI(人工知能)は人を代替する点が最大の魅力として、人手不足の解消、コスト削減に期待が高まっています。
労働人口の減少に歯止めがかからない日本国内において、救世主になりうる存在である、というのは間違いないメリットと言えるでしょう。
現在においては、そうした点に意識が進むのは当然なのですが、経営者の方には、AI(人工知能)の導入後を是非とも考えていただきたい、というところです。
すでに、AI(人工知能)を提供するメーカー側は、無償提供が発表されており、AI(人工知能)が市場に浸透するという点では、時間を要しないということが想定されます。
つまり、AI(人工知能)を導入すること自体は、あっという間に特別なことではなくなり、その活用のあり方が、より問われるようになっていきます。
当たり前の話と思われがちですが、
これは“IT”がもてはやされた、約20年前と同じような話である、ということです。
パソコンが一人一台ある、ということは、現在においては何ら競争力を持たない。
いかに活用していくのかが重要である、ということに疑問を持つ人は、もはや存在しないことと思います。
がしかし、そのITのもつ力を、十分に活用できている企業は、決して多いとは言えません。
生産性向上のあり方の一つとして、IT活用が推奨されていることからもわかるように、いまだその過程にあるというのが現状です。
そうした技術の進展は、いかに活用できるかが、企業の競争力強化につながり、チャンスになるということです。
再びAI(人工知能)に話を戻しましょう。
AI(人工知能)は、
・自ら学習し成長していく
・ただし、無から有を生み出せない
という特徴を持っています。
例えば、AI(人工知能)はレシピがあれば調理ができるのですが、創作料理はできない、といった具合です。
そうした特徴から、人にしかできない特徴が確認できます。
AI(人工知能)に何を学習させるのか、人が創造力を発揮してコントロールしていくことこそが、活用できるかどうかの別れ道になるということです。
つまり、AI(人工知能)時代の強い競争力は、間違いなく人が持つ創造力が源泉です。
経営者は、創造力を持つ人材を育てていく、ということが、AI(人工知能)活用につながっていくということで、 “考える”仕組みを導入していく必要があります。
短期間での実現は困難でしょうが、だからこそ、AI導入期である今、取り組むべき課題であると言えます。
そうした方向に転換していくことが、数年後、大きな差を生み、競争力ある強い企業に成長していくことでしょう。
当社では、そうした創造する力を得る仕組みを提供しており、そのあり方もセミナーで公開していますので、ご興味ある経営者の方は、お問い合わせください。
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